2018/04/18

3Dプリンター組立キット「TEVO Tarantula」を組み立てる!週刊とんちき3Dプリンター特別号 安くて簡単アップグレード編!

海外通販サイトで売れている3Dプリンター組立キット「TEVO Tarantula」の組立方法、使い方を定期的に解説していく「週刊とんちき3Dプリンター」の特別号(記事公開)です。今回は「安くて簡単アップグレード編」で、お手軽に3Dプリンターをアップグレードしていきます。組立未経験な筆者が3Dプリンターの組み立てにチャレンジしていきます!



3Dプリンター組立キット「TEVO Tarantula」アップグレード編

「週刊とんちき3Dプリンター」では、おそらく海外通販サイトで一番売れている、TEVO社(TEVO 3D Electronic Technology Co., Ltd.)の3Dプリンター組立キット「TEVO Tarantula」の組立方法、使い方を定期的に解説していきます。3Dプリンターの組立未経験の筆者の体験談をお楽しみください。

このコラムでは、アップグレードパーツを含めたフルセットの組立キット(Auto Large Dual Flex)を使って組み立てを進めていきます。


スポンサーリンク

安くて簡単アップグレード

3Dプリンター組立キット「TEVO Tarantula」は、おそらく海外通販サイトで一番売れている3Dプリンターです。ユーザー数が多い(Facebookグループのメンバー数は40,000人以上)こともあり、組立方法の解説動画、困ったことがあった場合の解決方法などが多く公開されています。

コミュニティ・フォーラムなどで公開されている情報の中から、3Dプリンター組立キット「TEVO Tarantula」を、安くて簡単にアップグレードできる方法を実際に試していきます。



アルミニウム素材へアップグレード

3Dプリンター組立キット「TEVO Tarantula」には、多くのアクリルパーツが採用されています。しかし、アクリルパーツは壊れやすく、3Dプリンターの発熱により曲がることも報告されています。簡単なアップグレードの一つとして、L字コーナーのアクリルパーツをアルミニウム素材に変更しました。

ボルトを締めすぎるとアクリルパーツは壊れてしまうことがありますが、アルミニウム素材であれば気にする必要はありません。3Dプリンターは使っていくとボルトなどが緩み、印刷の精度が低下する恐れがあるので、ちょっとしたアップグレードも重要だといわれています。

M4ボルト(10mm)、M4 Tナット、M4ワッシャー、コーナー(アルミニウム素材)2つを海外通販サイトで購入しました。日本国内の通販サイトで購入するよりも安く・量も多いのでおすすめです。小さな部品なので量が多くてもかさばりません。

余裕がある人は、3Dプリンター組立キット「TEVO Tarantula」の「アルミニウム素材」か「カーボンファイバー素材」のフルキットを購入すると良いでしょう。



Y軸(Y-Axis)をアップグレード

3Dプリンター組立キット「TEVO Tarantula」のY軸(Y-Axis)は、ステッピングモーターの動きに合わせて4つのホイール(V-slot Wheel)が動きます。この4つのホイールの動きは使っていくごとにブレたり、スムーズな動きではなくなります。印刷の精度にも大きくかかわっていきます。

ヒートベッドの発熱により、アクリルパーツも曲がってしまうことが報告されています。このアクリルパーツの代替品として強度・耐熱が向上しているアルミニウム複合材料のパーツを用意しました。フルアルミニウム素材のパーツと比べても性能差はないようです。

ブレなく、スムーズな動きを実現させるためにリニアレールガイド(MGN 12H 400mm)を用意しました。

取り付けるのには、M3ボルト(8mm)、M3 Tナット、M3ワッシャーが必要です。M3ボルトの長さ(8mm)には注意しましょう。それ以上長いと固定できません。

既にアクリルパーツを取り付けてしまってからの換装(アップグレード)なので、ベルト(GT2 Belt)と結束バンドが必要です。結束バンドは100円ショップなどで購入できます。ベルト(GT2 Belt)は必要な長さ(2m)だけを購入しました。

取り付けているアクリルパーツと、アルミニウム複合材料のパーツを見比べてみると違いがわかります。(上がアルミニウム複合材料のパーツで、下がアクリルパーツ(標準)です)

リニアレールガイド(MGN 12H 400mm)から、MGN 12Hブロックを取り外してみました。小さなボールが均等に並べられています。このボールは取れやすいのでレールから外さないようにしましょう。

アルミニウム複合材料のパーツの中央には、アクリルパーツにはない4つの穴が開けられています。この部分にMGN 12Hブロックを固定します。

リニアレールガイド(MGN 12H 400mm)の長さは、必ず「400mm」で用意します。ブロックの種類も必ず「MGN 12H」で用意しましょう。


スポンサーリンク

実際にY軸(Y-Axis)をアップグレードしていく

設置イメージをしたところで、3Dプリンター組立キット「TEVO Tarantula」に、リニアレールガイド(MGN 12H 400mm)と、アルミニウム複合材料のパーツを取り付けていきます。

リニアレールガイド(MGN 12H 400mm)に、M3ボルト(8mm)、M3 Tナットを指で軽く取り付けていきます。私はすべてのボルト穴ではなく等間隔に取り付けました。

アルミフレームにリニアレールガイド(MGN 12H 400mm)を設置しました。この状態から完成まで仕上げても良いのですが、精度を高めるためにデジタルノギスを使います。

デジタルノギスで「深さ測定」ができるディプスバーを使い、レールの左右の深さを測定します。

左右の深さが3.6~3.8mmになるように、リニアレールガイド(MGN 12H 400mm)を設置すると良いようです。

設置ができたら、アルミニウム複合材料のパーツをMGN 12Hブロックに取り付けます。M3ボルト(8mm)、M3 Tナット、M3ワッシャーを4つ使います。

残りの作業は、週刊とんちき3Dプリンター 第4号を参考に組み立てれば完成です!実際に動かしてみると、明らかにブレなく・スムーズな動作が確認できます。また、水平器で測定してみても水平であることが確認できました。

3Dプリンター組立キット「TEVO Tarantula」を購入した、多くのユーザーが採用しているアップグレードだけにおすすめです。


その他のアップグレードパーツ

ブロアファン(12V)」を利用することで、エクストルーダー(Hotend(E3D))ノズルから出力されたフィラメントを冷ますことにより細かな造形を実現できるようです。3Dプリンター組立キット「TEVO Tarantula」ユーザーの多くが初めに導入するアップグレードパーツとして有名です。

Z軸アップグレードキット」は、左右に動力源であるステッピングモーターを設置、アルミニウム複合材料のパーツを採用したキットです。今回は購入を見送りましたが、造形の精度が向上するアップグレードパーツとして有名です。通常のアクリルパーツ素材のZ軸アップグレードキットも販売されています。

ヒートベッドに取り付ける「ガラス板」を利用しているユーザーは多くいます。フィラメント素材(PLA)であれば、そのままガラス面に印刷でき冷えると、きれいにはがれるようです。ただし、フィラメント(ABS)を印刷する場合や、オートレベリング機能を使う場合には工夫が必要です。(ラージサイズの「ガラス板」もあります)

3Dプリンター組立キット「TEVO Tarantula」に、お手軽に3Dプリンターをアップグレードできる方法・パーツを解説してきました。これからも特別号として週刊とんちき3Dプリンター本編以外の内容を公開していきます。

次回の「週刊とんちき3Dプリンター8号」では、3Dプリンター組立キット「TEVO Tarantula」の「ヒートベッド」の組み立てを予定しています!

関連記事:「TEVO Tarantula」を組み立てよう!

※本記事の画像・文章の無断使用・転載・複製・盗用を禁止します。


スポンサーリンク

0 件のコメント:

コメントを投稿